「道祖神は拝んじゃいけない、って聞いたことあるけど、どうしてなんだろう?」
「道祖神ってあの石碑みたいなやつでしょ?」
「いつも拝んでるあれって、ひょっとして道祖神?」
知らないうちに拝んじゃってるかもしれないと思うと、ちょっと不安ですよね。
実は道祖神には、拝んでもいいものと拝んではいけないものがあるんです。
道祖神っていったいなんなのか、拝んではいけない道祖神ってどんなものなのか、これから説明していきますね。
・道祖神ってそもそもなに?歴史と信仰
・道祖神は拝んではいけないと言われる理由
・拝んではいけない道祖神の特徴
・拝んでもいい道祖神の特徴
この記事を最後まで読めば、あなたの身近にある道祖神との正しい向き合い方がわかりますよ。
きんまん@経営者/占い師/投資家
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道祖神はなぜ拝んではいけないと言われるのか
道祖神は拝んではいけない、と言われるようになったのには理由があります。
道祖神っていったいなんなのか、どういう理由で設置されているのか。
それを知ったら、拝んではいけないと言われているわけがわかります。
そもそも道祖神ってなに?その歴史と信仰
昔の日本には、村の境界や道が交わる交差点のようなところに魔除けを置く習慣がありました。
現代のように道路や交通手段が発達していなかったから、外部の人間との交流がほとんどなかった時代ですね。
やってくるものといえば、旅回りの芸人とか渡り鳥とか。
ところが、こういう人たちや動物が、外の地域ではやっている病気を持ち込んだり、トラブルを起こしたりすることがあるんです。
そんな病気や穢(けが)れ、トラブルが地域に入ってこないように、という目的で置いた魔除けのことを道祖神って呼ぶようになったんです。
昔は棒切れとか岩のかたまりだったりだったそうですよ。
それがだんだんと今もよくみるような立派な石碑や石像になっていきました。
何かを祀(まつ)ってあるようにみえるもの、そういうものはだいたい道祖神と思って間違いないです。
なぜ道祖神を拝んではいけないのか
道祖神自体は、それぞれ交通安全とか、疫病除けとか、地域の守護とか特別な目的を持って設置されています。
だから、その目的に反して個人的な幸せをお願いするのは間違いなんですね。
また、なかには時間がたつうちになんのために設置されたのかがわからなくなってしまっている道祖神があります。
いつのまにか管理する人がいなくなって、お手入れをされないまま放置されてしまっている道祖神もけっこうあります。
こういうものには、悪い霊が救いを求めて群がってきていたりするんです。
そんな道祖神を拝んでしまうと、この人は仲間だと思われて、取りつかれてしまう可能性もあります。
道祖神だからとむやみに拝んだりしてはいけない理由はこういうことなんです。
拝んではいけない道祖神にはこんな特徴がある
道祖神ってどういうものか、おわかりいただけたかと思います。
では、どんな道祖神は拝んではいけないのか、その見分け方をお教えしますね。
- 手入れされていない
- 町や村の入り口にある
- 道をさえぎっている
- 特別な供養が目的で置かれている
手入れされずに道端でぽつんと置き去りにされている道祖神
あれ?こんなところに?って感じで、道端にぽつんと置かれている道祖神に出会うことがあります。
しっかり管理されていればいいのですが、手入れもされずにほったらかしにされている。
黒ずんでいたり苔が生えていたり、見るからにみすぼらしい。
その地域や家庭を守護する目的で設置されていたはずなのに。
管理する人もいなくなり設置した目的がわからなくなり、ただの汚れた石像になってしまっている。
そんな道祖神は、本来の霊力も弱まり「黄泉(よみ)の世界」と言われる死んだ人が行く死後の世界に近づいている場合があります。
先ほど書いたように、こういう道祖神には悪い霊が救いを求めて集まってきたりすることがあります。
うっかり手を合わせたら取り憑かれる場合もあるので、できるだけ近寄らず、意識を向けないように気をつけてくださいね。
田舎の町や村の入り口にある道祖神
都会ではあまりみかけないですが、田舎の町や村だと入り口あたりに道祖神が置かれていることがあります。
これは、外部から入り込んでくる疫病や穢(けが)れ、災いから地域を守るために設置された道祖神です。
あなたがその地域の出身でない場合には、あなた自身も注意すべき存在、ひょっとすると排除すべき存在ということになります。
道祖神からすれば、あなたは歓迎されない存在だということです。
なので、そういうことを理解せずに自分勝手に拝んだりすると、その地域にいる間にあなた自身に嫌なできごとがおこる可能性もあります。
自分の住んでいる地域にあって昔から親しんできた道祖神ではなく、旅先で初めて目にした場合には、眺めるだけにしておくのが無難です。
道をさえぎるようにあらわれた道祖神
田舎道を歩いていると、突然行き先をふさぐように道祖神が設置されているのに気がついた、なんていう場合があります。
先ほどの、地域を守護するために設置されている道祖神のひとつです。
そのなかでも力が強いものなのかもしれません。
「あなたはここから先に入ってはいけません」
というメッセージを伝えるために、わざわざ道をさえぎるようにあらわれたような印象を与えたというわけです。
そんな場合には、別の道を通るなどできるだけ遠回りしてそっと通り過ぎてくださいね。
それが道祖神が設置された目的にあった行動なんです。
決して「この道を通してください」なんてお願いしてはダメですよ。
特別な理由の供養が目的で置かれている道祖神
交通事項が多発している道路や災害が発生した場所などには、犠牲者の供養のための道祖神が設置されていることがあります。
ついついかわいそうになって拝んであげたくなることもあるかもしれないですが。
そういった特別な理由での供養が目的で設置されている道祖神も拝んではいけませんよ。
不慮の事故や災害で突然命を落としてしまった人の無念さや怨念、後悔などの負の感情がそこに残されている場合があります。
知らず知らずのうちにその負のエネルギーに触れてしまう。
供養の対象となった方の霊に取り憑かれたり、その苦しみを引き受けてしまう危険性もあるんです。
見かけてしまった場合には、できるだけ近寄らないようにして、拝んだり気にかけたりしないようにしてくださいね。
拝んではいけない道祖神ばかりじゃない
ちょっと怖くなってしまいましたか?
でも、大丈夫です。拝んでもいい道祖神もあるんです。
簡単にいうと、大切にされていることがよくわかる道祖神です。
- 地域の守り神として整備されている
- 神社やお寺の中にある
- 道端にあってもきちんと管理されている
地域の守り神として整備されている道祖神
地域を守護する大切な存在として、人々から愛情を持って手入れされて、定期的に清掃されていたり、お供え物が捧げられている道祖神。
安心して拝むことができますよ。
設置されてずいぶん年数がたっていても、いつまでも美しく保たれていて劣化を感じさせない。
地域のお祭りのシンボルとして扱われている場合もありますね。
そういった道祖神からは、温かく優しい雰囲気が感じ取れるはずです。
地域の人々が信仰の対象として寄り添い、大切にしてきたので、地域を守護してくれるありがたい存在として、霊力も維持されているはずです。
力の強い道祖神を拝むことで、悪いエネルギーを避けることもできますよ。
拝みたくなったら、地域をお守りくださっていることに対する感謝の念をお伝えしてくださいね。
神社やお寺の中にある道祖神
神社やお寺の境内にも、道祖神が設置されていることがあります。
これらはお世話が行き届いているので、安心して拝むことができますよ。
参拝に訪れる人々の安全を守護する目的で設置されているので、事故や災いにあわないように見守ってくださっています。
その目的を十分理解して、感謝の念をお伝えするとともに安全祈願をしてくださいね。
ただ、神社やお寺の敷地内にあっても、管理が行き届いていなくて荒れ果ててしまった道祖神がある場合があります。
こういうものには悪いエネルギーが集まっている場合があるので、近寄らないようにしてくださいね。
道端でもきちんと管理されている道祖神
観光地や名所旧跡などでは、観光スポットとして道祖神が設置されていることがあります。
お参りしやすいように、その周囲を広場や公園にして整備されていることも多いです。
定期的に清掃されたり、お供え物も常に新しいものに取り替えられて清潔に保たれていれば、安心して拝むことができますよ。
地域の人々だけでなく、観光に訪れる多くの人々に親しまれて大切にされているので、道祖神もたくさんの人を受け入れてくれます。
感謝の気持ちをこめて拝めば、旅行中の無事や幸運をお願いしても大丈夫です。
ただ、観光スポットになっていても、いつ誰が何のために設置したのかわからなかったり、適切に管理されていない場合には、やっぱり近づかないようにしてくださいね。
まとめ、道祖神は基本的にスルーするのが無難
道祖神ってそもそもどんなものなのか、どうして拝んではいけないと言われているのか、おわかりいただけましたか?
道祖神は、特別な目的を持って設置されたものなので、自分がその対象ではない場合は拝んでも意味がないわけです。
また、管理されていない道祖神なら、拝んでしまうことでかえって悪い霊に取り憑かれることもあります。
なので、観光スポット化しているもの以外は基本的に気をとめずにスルーすること、それが道祖神との向き合い方としてはベストです。
旅先で道祖神に出会ったら、ぜひこの記事に書かれていたことを思い出してくださいね。
最後に、この記事を読んでくれたあなたに、特別なお知らせです。
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