「ChatGPTで占いの鑑定書がつくれないかな？」
「いい感じの命令文があったら教えてほしい」
結論、ChatGPTで占いの鑑定書を書いてもらうことはできます。
でも、そのままコピペはまだまだ使える水準ではないので、人間が手を入れてあげる必要がありますね。
今回の記事の内容。
- ChatGPTやAIで占いをするときの注意点
- コピペOK！ AIに鑑定書を作ってもらう命令文（プロンプト）
- 画像生成、そのほかAI使いこなし術
占い師であっても、AIを少しずつ触っていかないとどんどん時代に取り残されちゃいますよ。
AIができることはAIに任せて、サクッと時短していきましょう。
占い師とAIの活用術、その最新テクノロジーをお伝えしていきます。
きんまん＠経営者/占い師/投資家
・東京銀座に店舗を構え、年売上3,000万円以上
・元々は時給800円のブラックバイト▶︎副業占いの開拓者へ
・たった3ヶ月でココナラトップランクの占い師に
・200名以上の占い師を教えるスクールを運営
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ChatGPTで占いをする際の注意点
ChatGPTを占いで使う前に、まずはAIが得意なことと、ニガテなこと（人の方が得意なこと）をしっかりと知っておきましょう。
使う側が分かっていないと「なんだ、AIって全然使えないじゃん」と非常に残念な結末をむかえます。
AIが得意なこと
ChatGPTをはじめとしたAIが得意な分野は以下のとおりです。
自分の作業を細かく分けて、以下に当てはまる場合は積極的にAIを使っていきましょう。
・文章の生成
特定のテーマで与えられた条件で文章を書いたり、ゼロから見出しを作ることもできる。
・文章の要約
長い文章を読み込ませて、200文字で要約してなども可能。
・アイデア出し
相談者がこれからすべき行動を10個教えて、とたくさん案出しをしてくれる。
・画像の生成
日本語で命令文を打ち込んで、写真やイラストのようなリアルな画像が生成できる。
AIがニガテなこと
逆に、2024年の段階でAIがニガテなこともしっかりと把握しておきましょう。
・あいまいな指示を元に作業する
「いい感じにやっといて」などの指示はニガテです。
新入社員にやるように、細かく具体的に指示をしてあげる必要があります。
・共感する
共感している風の文章を生成することはできますが、相談者の喜怒哀楽などによりそうのはまだまだニガテです。
・自己主張
成長の過程を発信する、自分の思いを伝える、などをすることはできません。
AIに丸投げすると内容がほぼ同じになる
占いの内容を完全にAIに生成させてしまうと、お客様ごとにほとんど同じ内容になってしまいます。
AIは与えられた命令に基づいて文章を生成するため、入力が同じであれば出力も同じになってしまうのです。
これでは、占いの最大の魅力である占い師の個性が失われてしまいます。
占いは、人それぞれの個性や状況に合わせてカスタマイズされるべきもの。
AIにすべて丸投げしてしまうと本来の占いの価値が損なわれてしまうのです。
アレンジは必要だが時短にはなる
そこで重要になるのが、人間によるアレンジやカスタマイズです。
AIによる占いの内容は、人間が最終的に手を加えて調整する必要があります。
AIが出したものをそのまま使うのではなく、お客様に合わせて文言を変更したり、新しい要素を追加したりすることが求められます。
しかし、完全に自力で占いの内容を作り上げるよりは、AIの活用により時短ができます！
AIが下書きや構成を提案してくれれば、人間はそれをベースに最終的な仕上げを行えばよいのです。
鑑定書の作成をAIにお願いできる
占いの鑑定書の作成は、AIに適した役割の一つです。
たとえば、鑑定書の構成や文章の下書きなどをAIに生成してもらえば、人間が最終的な調整を行うだけで、それなりの鑑定書を作成できます。
AIは与えられた条件に基づいて論理的な構成を提案したり、適切な言葉遣いで文章を生成したりできます。
ただし、これらの出力はあくまでも下書きの域を出ません。
人間が感性を加えて手直しを行わなければ、魂のこもった鑑定書にはなり得ないのです。
AIと人間が上手く役割分担をすることで、効率的かつ魅力的な占いの作成ができます。
実際にChatGPTで占いをしてみる
では、実際にChatGPTを使って占いの鑑定書を作成してみましょう。
今回はためしに「元カレとの復縁に悩んでいる女性」への鑑定書を作成します。
鑑定書の構成を考えておく
鑑定書の構成は、人間の方で考えておきましょう。
といっても、型に当てはめるだけなのでそれほど難しくはありません。
・お客様に共感
・望んでいる先の未来を入力し、占い結果を鑑定
・アドバイスと日々何をしたらいいのかまとめ
の３部構成で今回は進めていきます。
お客様に共感する
ChatGPTに打ち込む命令文の例です。
凄腕の占い師として振る舞ってください。
相談者は34歳の女性です。
１年前に別れたまま連絡の取れない元彼氏のことがまだ忘れられません。
まずは相手に共感する文章を300文字で書いてください。
ポイントは
・AIに役割を与える（凄腕の占い師）
・相談内容を簡潔に書く
・どんな文章をどのくらいの分量書いてもらうか命令する
です。するとこんな生成文が出てきました。
あなたが元彼のことを忘れられずにいる気持ち、本当に辛いですね。一緒に過ごした時間、共有した記憶、そして未だに心の中で生き続ける彼の存在。そう簡単に忘れることはできない、というのも無理はありません。
愛した人を心から手放すことは、誰にとっても難しい試練です。ですが、この感情があなたの成長と癒しの一部であることを忘れないでください。あなたの心の中にあるその感情を大切にしながら、次のステップへと進む準備をしましょう。
もう少し、お客様に共感する要素を足したら、鑑定文として利用できそうですね。
必ずAIが生成した内容はチェックするようにしましょう。
具体的に鑑定をする
続いて、具体的な鑑定にうつります。
タロットカードを引いたところ恋人の正位置が出ました。
上記の相談者のどんな運命を暗示しているか？
彼氏との復縁は可能ですという観点で、鑑定を３００文字で書いてください。
ポイントは、結論（どの方向で背中を押すか）は占い師が考えてあげることです。
また、タロットや数秘術、手相などのメジャーな占いはChatGPTが答えを持っているので、鑑定内容も生成してくれます。
ただし、最終的に内容が合っているかは、人間の手でチェックが必要です。
タロットカード「恋人」の正位置が示すのは、愛と調和の可能性、そして関係の修復です。このカードが現れたことは、あなたと元彼との間にまだ強い絆が残っていることを意味しています。
復縁の可能性は非常に高く、お互いに対する理解と愛情が再び芽生えることを示唆しています。今はお互いの気持ちを確かめ合う良い時期かもしれません。心を開いて、素直な気持ちを彼に伝えることで、かつてのような関係を取り戻す一歩となるでしょう。
こちらも特に後半部分は、もう少しわかりやすく修正した方がよさそうですね。
アドバイスとまとめ
最後に、お客様に向けたアドバイスとまとめの文章を生成します。
なかなか元彼氏からの連絡がこない上記の相談者に向けて。
日々どのような暮らしをしたらいいか、アドバイスを300文字で書いてください。
詩的な表現を用いて、最後は希望が持てるようにしてください。
ChatGPTが出してくれたのは、以下の通り。
日々を彩るは、小さな幸せの積み重ね。朝の光に顔を向け、新たな趣味に心を開きましょう。深呼吸をして、自然の中での散歩を楽しみ、心の中の余白に新しい風を招き入れて。友達との笑い声に耳を傾け、自分自身と向き合う時間を大切にして。
元彼からの連絡がなくとも、あなた自身の光は失われません。心の灯を明るく保ちながら、未来からの風が新たな希望を運んでくるのを待ちましょう。
「詩的な表現を用いて」でスピリチュアルな内容にしてくれます。
また、「もっと優しくアドバイスして」などの追加の注文もOKです。
以上で、約1,000文字をAIが生成してくれました。
１から占い師が文章を考えるよりも、かなり時短ができることがお分かりいただけたと思います。
ChatGPTや画像生成の活用
占いの鑑定書をより魅力的にするため、画像の活用も有効です。
AIの画像生成機能を使えば、以下のようなものを作成できます。
スピリチュアルな画像の生成
竜神の画像
占いを象徴するような、竜神の画像を生成することができます。
神秘的でスピリチュアルな雰囲気を醸し出すことで、鑑定書の品位を高めることができます。
下記は、無料で使えるCanvaで
・宇宙空間のような背景
・真ん中に龍の全身画像をアップで
・スピリチュアルな雰囲気
と入力して生成してもらったものです。
占い師のイメージ画像の生成
サムネイルやアイコンなどに使用する、占い師の画像を生成することもできます。
下記は、無料で使えるCanvaで
・霊格が高い人
・黒髪の女性
・自然
・スピリチュアルな雰囲気
と打ち込んで生成してもらったものです。
さらに命令文を工夫したら、さまざまなパターンの画像をつくることができます。
占い師でも使える無料のAI画像ツール
Canva（Mojo AI）
Canvaは、誰でも簡単にプロ並みのデザインを作成できるツールで、2023年9月には『Mojo AI』機能が追加されました。
この機能は、リアルなAI画像を自動生成し、生成した画像を使用してバナーやポスターなどのデザイン作業に役立てることができます。
無料プランでも多くの画像を生成でき、デザインツールとしても非常に便利です。
僕もYouTubeのサムネイル画像の作成などでCanvaにお世話になってます。
もちろん、スマホからでも操作できますよ！
Bing Image Creator
『Bing Image Creator』はMicrosoftが運営するAI画像生成サイトで、特にピクサー風の画像生成で注目を集めています。
Microsoftアカウントがあれば誰でも無料で利用でき、日本語プロンプトにも高い再現度で応答します。
ただし、人物画像生成には少し弱い点が欠点です。
SeaArt
『SeaArt』はシンガポール発のAI画像生成サイトで、『Stable Diffusion』を基にしています。
初心者でも簡単にリアルな人物画像などを生成できるよう設計されており、日本語プロンプトにも対応していますが、反応は完璧ではありません。
無料プランでは1日に最大200枚まで画像を生成することができます。
AIの画像生成、その他の活用例
AIを活用すれば、占いの鑑定書以外にも様々な用途が考えられます。
集客用のインスタグラム投稿の画像作成
フォロワー獲得のための魅力的な画像を作成できます。
目を引く画像があれば、集客力が格段に上がるはずです。
メルカリのサムネイル画像作成
商品の特徴を的確に表した画像を作成することができます。
よりわかりやすく商品をアピールできるでしょう。
Twitterの投稿文章の下書き作成
投稿文章の下書きをAIに生成してもらえば、時間の短縮になります。
人間が最終的な調整を加えるだけで、質の高い投稿ができます。
このように、アイデア次第で、AIはビジネスの強力なパートナーとなり得ます。
コストをかけずに高品質のコンテンツを作成できるため、AI活用は今後ますます重要になってくるでしょう。
僕自身も、今後はブログを始め、X（Twitter）やYouTubeなどでも最新情報をお届けしていきます。
ぜひ、僕の今後の発信もチェックしてくださいね！
最後に、この記事を読んでくれたあなたに、特別なお知らせです。
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